200年続く伝統を今に!

 千束のぬか床は、江戸初期(1632年頃)に豊前・小倉藩主の小笠原忠政公が、前任地の信州・松本から「保存食の妙法」として伝えたものが始まりとされています。

 正確なことはわからないのですが、店主の母方の家系と同じく、遠い祖先、祖母、母、店主へと代々受け継がれ、守られてきたものです。

 そのぬか床を料理研究家でもあった店主の母、福永壽枝が世に広めたいと活動し、その子となる現店主の下田敏子がその意志を引き継いで形にしたものが、この千束です。

ぬか床千束(ちづか)

 また、九州大学大学院農学研究院の園元謙二教授の発酵食品研究によって、chizuka菌と名付けられ、乳酸菌学会に発表されました。

 スローフードが脚光を浴びる中、脈々と受け継がれてきた乳酸菌が活発に活き続ける、伝統ある発酵食品としての「千束のぬか床」は、現在注目されてきています。

「千束のぬか床」をもっと詳しく知りたい方へ